スーパー閉店で走り出す「とくし丸」 買い物支援だけじゃない【長野・小川村】
買い物をするのが困難な高齢者などを支援しようと、小川村で移動販売事業が始まります。高齢者を見守る役割も担います。 野菜や刺身などの食品に、歯ブラシなどの日用品も!およそ400品目、1200点の商品を揃える「移動スーパーとくし丸」です。小川村で来週から運行が始まるのを前に出発式が開かれました。 ■デリシア・萩原清社長 「たくさんの方たちが買い物に困っていると思うので、そういった地域に貢献できるように『とくし丸』を進めていきたい」 人口2252人の小川村、半分ほどにあたる1052人が高齢者です。去年、地域のスーパーが閉店し、高齢者の買い物支援が 課題となる中、「とくし丸」運営会社と提携を結ぶ「デリシア」の協力を得て、今回の移動販売事業が実現しました。19日は、 実際に村民が買い物を体験しました。 ■買い物を体験(80代) 「だいぶ助かります。ありがとうございます」 高齢者と接する機会が多くなるため、安否確認など「見守り」役としても期待されています。 ■小川村・染野隆嗣村長 「コミュニケーションが取れたり地域の皆さんが買い物でそこに集まったり相乗効果が多いと期待している」 「移動スーパーとくし丸」が商品と安心を届けます。