ソフトバンク石川柊太2回21球終了でブルペンで追加登板 開幕ローテ争い参戦へ
右前腕部の張りを訴え、先月の宮崎キャンプ終盤から調整ペースを落としていたソフトバンクの石川柊太投手(32)が〝復活〟の第一歩を踏み出した。 ■盤石すぎる!対外試合8連勝【試合結果一覧】 7日に行われた関西独立リーグ選抜との練習試合(大阪・くら寿司スタジアム堺)に先発し、2回を2安打無失点。1回に単打を2本許したものの、石川らしいテンポの速い投球ぶりで、3球三振を三つ奪うなど、2イニングを21球で乗り切ってしまう省エネピッチ。視察に訪れた倉野投手コーチ兼ヘッドコーディネーターも「まずは無事に投げられてよかったです」とひと安心の表情で、次回は1軍で登板させる方針も明言した。 先頭打者を115キロのカーブで3球三振に仕留めたが、続く2打者にヒットを許して一、二塁とされたものの、後続を断って無失点。2回は先頭の小早川に対する2球目にバットをへし折って3球三振、左打者の木村には、ひざ元へストンと落ちる122キロのカーブで、これも3球三振。打者8人に対して一度も3ボールになることもなく、安定感十分の内容だった。 2イニングを21球で乗り切ったため、降板後はブルペンで20球ほど追加。その際、打席に立って球筋を確かめたという寺原2軍投手コーチも「変化球、まっすぐともに、結構ボール的には来てましたよ。打席に立ってみましたけど、やっぱりいい球でしたね」と証言。倉野コーチも「まだ1試合ですから、評価はまだ下せないですけど、腕もしっかりと振れていましたからね」と復調ぶりにそろって太鼓判。開幕ローテーションに間に合う可能性が出てきたようだ。
西日本新聞社