4カ月ぶりに戦列復帰する小林美駒騎手

　落馬負傷で戦列を離れていた2年目の小林美駒騎手（19＝鈴木伸）が、26、27日の新潟競馬で4カ月ぶりに復帰する。6月23日の函館12Rで落馬。左肩脱臼骨折による手術とリハビリを乗り越えた。調教騎乗は9月13日から始めていた。「4カ月長かったですが、無事に復帰できてうれしく思います。馬の上にいられるのはいいですね。最初は体も動かなかったし、肩に力が入らず物を持つにも不便でしたが、今は全然大丈夫です」と笑みを浮かべた。 　土曜新潟3R3歳上1勝クラス（ダート1200メートル）は自厩舎のパイアイヤー。「馬も良くなって、キャンターではいい感じでハミが掛かっていました。ブリンカーを着けてから前でレースができるようになっているので、そんなイメージで乗りたい」。 　土曜新潟7R3歳上1勝クラス（ダート1800メートル）も自厩舎のショーヴァロンス。「調教に乗って、すごく成長を感じました。前走で前に行けたし、もまれない競馬ができれば」。 　日曜新潟1R2歳未勝利（芝1800メートル）のユイノオールインは、復帰を祝う由井オーナーから直接依頼され、レースでは初コンビとなる。「調教ですごくいい馬と感じました。前走は初めてのダートでつまずいて、今回は芝に戻る。3、2、2、6着ともうワンパンチほしいので、減量を生かしたい」。由井オーナーの所有馬ではトウロウノオノとセッテイロクを勝利に導いている。 　新潟市内の出身で、家族も応援に駆けつける予定。「地元で復帰できて良かった。依頼していただいた3頭はみなチャンスがある馬。ありがたいです」。初日から注目だ。【岡山俊明】