森永卓郎&康平親子かたった投資詐欺に康平氏「父は相当怒っている」「Meta社は意図せずとはいえ、詐欺の片棒を担いでいるのと同じ」 胸中語る
巧妙化する手口については「手が込んでいる」と警鐘を鳴らす。 「父がラジオなどで話した内容をタイムリーに詐欺広告に反映させるものもある。すると、父のファンの方であれば『この間ラジオで言ってた話だ』と、信憑性が高まり騙されてしまう」 さらに、卓郎氏の病気を利用する行為については「人のお金を盗むという最悪な詐欺行為をやりながら、さらに闘病中の人を支える家族も多い中で病気を利用するのは悪質すぎる。とはいえ、そもそも詐欺をしている時点で道徳心や倫理感がない人たちなので意外ではない」と語った。 康平氏は卓郎氏と本件について話し合うこともあるという。 「父親は本件に関しては相当怒っている。あまりにも被害が多いため、先日警察からも連絡が来たらしい。仮に法的な戦いとなった際には被害者として全面協力してほしいと依頼があり、父は承諾した」 多くの被害が出ているにもかかわらず、事態が改善しないことについて康平氏は「Meta社が発表した文章を見ると『一応課題としては認識してますよ』程度で、具体的に何をいつまでやるかという話は出ておらず本腰を入れていないようだ。もしこの状況が続くようであれば、国が『Meta社の広告が元で被害が出た場合、被害の一部をMeta社が負担する』などの厳しいルールを作るしかない。だが、あまりにも厳しいルールを政府が作ってしまうと民間企業が仕事をやりづらくなるため、政府が動く前にMeta社にきちんと対応してほしい」と考えを示した。 さらにMeta社に対して「Meta社が詐欺をしているとは思わないが、結果として彼らは広告掲載料をもらい、その広告が詐欺被害を招いているのであれば、意図せずとはいえ、詐欺の片棒を担いでるのと同じになってしまう。Meta社の運営するSNSに広告を出すこと自体がその会社のブランドを毀損すると思われかねないため、自社を守る意味でもきちんと広告審査を行い、対策のための投資は惜しまないという態度を早々に示した方がいい」と述べた。 (『ABEMAヒルズ』より)