「塗装工事で臭いがする」各地で相次ぐ“不審な訪問者”首都圏強盗との共通点も…「対面しない」「攻める防犯」で対策を
防犯のため2つの対策「対面しない」「攻める防犯」
こうした不審な訪問は、愛知県以外でも起きている。 福岡県では、「インターネット回線の異常を検知したので家の中に入れてください」などと要求したり、長野県では、リフォーム工事・修理、買い取り業者などを名乗る不審な訪問に警察が注意を呼びかけている。 元埼玉県警捜査一課の佐々木成三さんは、まず前提で怪しい・怪しくないなど「見分けようとしない方がいい」としている。よく「名刺があるか」「名乗ったか」などで見分けようなどと言われているが、名刺があっても名乗っても安心とはいえないという。 佐々木さんによると、大切なのは、「いかに対面しないか」ということ、そして「攻める防犯をする」ということだ。 「いかに対面しないか」に関しては、日頃からインターホンを通じたやりとりで終わらせ、訪問業者が来ても玄関は開けずにインターホンで済ませることを徹底してほしいという。なかには宅配業者を装う犯罪者もいるので、宅配ボックスを設置したり、犯罪者は偽物の警察手帳を持っている場合もあるので安心してはいけない。 一方、「攻める防犯」に関しては、録画・録音機能付きのインターホンを設置する、スマホをつなげて監視できるようなものを使って遠隔で威嚇するといったことが大事だ。犯罪の下見には「映像・音声を残すこと」が効果的だという。 (「イット!」11月4日放送より)
イット!
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