教育機関にラジオ局移転 エフエムいみず(富山県射水市)11月1日から再開、学生と番組づくりも
エフエムいみず(柴田茂樹社長)は11月1日、富山情報ビジネス専門学校(富山県射水市三ケ・小杉)に社屋を移し、放送を再開する。移転に伴い、8月から休止していた。教育機関に拠点を置くのは、県内のコミュニティー放送局で初めてとなり、学生との番組づくりにも乗り出す。30日は内覧会があり、学生らが新スタジオを見学した。 以前に入居していたショッピングセンター・パスコ(中太閤山・小杉)が7月末に閉店し建て替えられるのに伴い、8月から約3カ月間、放送を休止していた。 若者にラジオに親しんでもらおうと、教育機関を移転先に選んだ。職員室だった1階の一部を改装し、スタジオ、機材を置く副調整室、事務所を設けた。広さは約46平方メートル。 同校を運営する浦山学園の学生が出演し、企画制作を担う新番組も始める。参加を希望している、診療情報管理士研究科1年の新タ結万さん(21)は「若者向けの恋愛や学校生活をテーマにした悩み相談の番組を作ってみたい」と意欲を語った。
柴田社長は「ラジオを通じて話す力を磨き、自分の声で伝える大切さを感じてほしい」と話した。 エフエムいみずは2007年4月、県内5番目のコミュニティー放送局として開局した。周波数79・3メガヘルツ、出力20ワットで、射水市全域と高岡市のほぼ全域、富山、砺波、氷見の各市の一部をカバーしている。