ブレイク必至!? 巨人、次世代のスター候補6人
いよいよ球春到来を迎えた2024年シーズンのプロ野球。レギュラーシーズンに向けて各球団がスタートを切ったが、チームの躍進には若手選手の底上げが不可欠といえるだろう。そこで今回は、今季のブレイクが期待されている読売ジャイアンツの若手有望株を紹介する。
堀田賢慎
・投打:右投右打 ・身長/体重:186cm/88kg ・生年月日:2001年5月21日 ・経歴:青森山田高 ・ドラフト:2019年ドラフト1位 シーズンオフに行われたアジアウィンターリーグで手応えを掴んだ堀田賢慎。球団からの期待も大きく、ブレイクが待ち望まれている。 青森山田高から2019年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団した堀田。しかし、ルーキーイヤーから故障に悩まされ、右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン)を敢行。オフには高卒1年目ながら育成契約となった。 2022年の開幕前に支配下登録に返り咲くと、そのまま開幕ローテーション入り。プロ初勝利を記録したものの、8試合の先発登板で2勝3敗、防御率6.29の成績に。 翌2023年は再び故障で出遅れ、一軍ではわずか3試合の登板にとどまった。 それでも、シーズンオフに参加したアジアウィンターリーグでは4試合に登板し、2勝0敗、防御率1.40の好成績をマーク。さらに、自己最速を更新する157キロを計測するなど、覚醒の兆しを見せた。 新入団選手の中には、ドラフト1位の西舘勇陽といった同学年の大卒投手も名を連ねており、先発ローテーション争いも熾烈を極める。一軍メンバー入りした2024年の春季キャンプで、猛アピールを見せたい。
松井颯
・投打:右投右打 ・身長/体重:178cm/83kg ・生年月日:2000年9月14日 ・経歴:花咲徳栄高 - 明星大 ・ドラフト:2022年育成選手ドラフト1位 ルーキーイヤーからイースタン・リーグの最多勝を獲得するなど、二軍で圧巻の成績を残した松井颯。プロ2年目は、一軍の先発ローテーション定着に大きな期待が寄せられている。 明星大時代には最速154キロの本格派右腕として、ドラフト上位候補にも名前が挙がった。しかし、ドラフト会議では支配下指名はならず。育成1位で読売ジャイアンツに入団した。 それでも、大卒1年目からファームで安定した投球を続け、早々に支配下登録。プロ初登板となった5月21日の中日戦で5回無失点の好投を披露し、嬉しいプロ初勝利を記録した。 同年は二軍で16試合に登板して8勝2敗、防御率2.04の好成績をマーク。一軍ではシーズン終盤にリリーフでの登板機会を得て、最終的に8試合登板、1勝1敗2ホールド、防御率3.26とまずまずの成績を残した。 2024年は、再び先発に挑戦する見込み。先発ローテーションへの定着と、2桁勝利を目指すシーズンになりそうだ。