会見する川田将雅騎手＝栗東トレセン（撮影・安部光翁）

秋華賞でクイーンズウォークに騎乗する川田将雅騎手（38）＝栗・フリー＝が9日、栗東トレセンで共同会見に出席。完勝したローズSを振り返り、本番への見通しを語った。 ──ローズSを振り返って 「とてもいい状態でレースを迎えられて、スムーズにいい走りができまして、結果も伴って、いい前哨戦だったと思います」 ──前走で評価している点 「左右のバランスが良くなったことで、道中の走りが良くなりました。そのぶん、動く準備もしっかりとできるようになって、最後のいい走りにつながるというところが春からの成長ですね」 ──前走後の「無理せず走ってこの競馬」というコメントは印象的 「前哨戦ですので、前哨戦の作りで前哨戦の競馬をというところで、目一杯の競馬というより、流れの中でスムーズに走ってきたという走りだったので…というところです」 ──デビュー前からポテンシャルを評価していた。改めて長所は？ 「そもそもの乗り味が素晴らしい馬。またがって、キャンター、走りだした瞬間から、背中から良さが伝わってくるタイプです。デビュー前から、GⅠに向かって当然の馬だなと思っていました」 ──ひと夏を越えてさらに良くなった点 「先ほども言ったように、バランスが良くなったので、そこですね。そこが一番です」 ──1週前追い切りに騎乗。印象は 「正直、よくなかったです。時計は出ていますが、中身があまりにもよくなくて、それを改善しながらの1週間でした」 ──1週前追い切り後に変わってきた部分で厩舎サイドと話したこと 「だいぶ無駄に気持ちが入りすぎてしまうというか、苦しがるようなところもあったので、そういう面を改善しないとねと話して。きょうの追い切りを経て、改めて話をしましたけれども、だいぶ落ち着きも出て、走りにもいつも通りの雰囲気がある程度、戻ってきたので。（最終追い切りに）乗ってはいないので実際のところはわからないですが、スタッフからはそういうふうに聞いております」 ──京都芝2000メートルという舞台