キックボクシングでDDTがフィニッシュ!? JIN、何が効いたのか「あんまり分かってない」
「キックボクシング・RISE」(15日、エディオンアリーナ大阪) ビッグマッチ「RISE WORLD SERIES 2014 OSAKA」の第1試合で珍事が起きた。 MA日本バンタム級王者のJIN(18)=楠誠会館=と、K-1グループを主戦場とする野田蒼(21)=月心会チーム侍=とのスーパーフライ級3回戦は、野田が1ラウンドにダウンを奪ったものの、3ラウンドには野田のローキックが2度ローブローになってJINが苦悶(くもん)する荒れ模様の「ゴチャゴチャした」(JIN)試合となった。 それでも立ち上がったJINがフックを浴びせると、野田が頭からタックルのような体勢で突っ込み、JINが野田の首を抱えた状態のまま、野田の勢いで後方に倒れ込んだ。 これで野田は立ち上がれず、ダウンとみなされるとそのままテンカウントが数えられてJINがKO勝ち。プロレス技のDDTと同様の技で決着がつくことになった。 RISE初勝利を挙げたJINは「めちゃめちゃ○○○痛いです。気持ち悪いです。1回目で吐きそうになってもうて、2回目もそんな感じで」と、ローブローのダメージでつらそうな表情。 珍しいフィニッシュを「相手が気持ち折れとって、フックが最初に当たって相手が前のめりになった」、「(何が効いたのか)あんまり分かってないですね。(自分のフックが)バーンと当たって(野田が)前のめりにきて、タックルに来たみたいな感じですね」と振り返った。 JINはRISE初勝利にも「うれしいけど、もっとキレイに勝てた試合だと思う」とボヤキ節。大阪出身とあって「皆の応援のおかげで最後勝てたという感じです。勝つしかなかったのでやりました」と、地元の応援に感謝していた。