静岡県は先週、およそ３カ月ぶりに新型コロナウイルスの感染　拡大注意報を出しました。インフルエンザも猛威をふるう中、試験を控えた受験生は…。 笹村朱里アナウンサー　弘友私塾　静岡・葵区　２４日 「静岡市内の学習塾。試験を目前に控えた学生たちが、真剣に参考書に向き合っています。」 Ｑ一日何時間くらい勉強している？ 受験生 「一日、目標は１２時間くらいしたいが、ちょっとそれより減っているくらい。１年間頑張ってきたので、その成果をちゃんと発揮できるようにがんばりたい。」 　試験に向けラストスパートをかける受験生たち。 　そんななか・・・ 静岡県庁　１９日 静岡県 感染症管理センター　後藤幹生 センター長 「本日、感染拡大注意報を発令します。今後、医療のひっ迫レベルも上がる可能性がある。」 　先週金曜、県内におよそ３カ月ぶりに発令された新型コロナウイルスの「感染拡大注意報」。 　県によりますと、８～１４日で定点医療機関から報告された新型コロナの平均感染者数は１１．３５人。 　前の週の1.46倍となり全国平均の８．９６人を上回りました。 　この週の県全体の感染者数はおよそ1万人と推測されています。 　インフルエンザもまだまだ猛威をふるっていて、「警戒レベル」は続いている状態。 　学習塾側も、神経を使っているようです。 弘友私塾　岩倉みどり塾長 「結構、お休みの連絡がコロナとかインフルエンザで入っているので」 　実際に連絡網として使っている、高校３年生のLINEのグループトークを見せてもらうと、直近でも新型コロナやインフルエンザに感染してしまったという連絡がありました。 　こちらの塾では１月、すでに10人以上がインフルエンザや新型コロナに感染したとして欠席しているといいます。 受験生 (去年の夏に新型コロナ感染) 「コロナにかかってしまった時に一週間くらい寝込んで勉強ができなかったので、これからの１カ月もかからないようにしたい。」 受験生 「試験会場が東京。東京に行って静岡に戻ってきて行ったり来たりを繰り返すので、その間に感染しないかが心配。」 　受験生のなかには、試験に影響がでたという人も─ 受験生　（インフルエンザに感染） 「ちょっと早めの入試が１２月あってそれを受けたが、ちょうど試験の一日前にインフルエンザにかかってしまって、悔しい思いをしたので本番はそういうことがないように対策はしっかりしている」

岩はし内科医院　岩橋 昌雄院長

　静岡市内の医療機関では・・・ 　去年末には１日１０人以上いたこともあったインフルエンザ患者。 　現在は１０人未満と、減少傾向ではあるものの、ほぼ横ばい状態が続いているといいます。 　一方で増加しているのが新型コロナ患者です。 岩はし内科医院　岩橋 昌雄院長　 「明らかに年が変わってから（新型コロナ患者が）増えてきている。これからインフルエンザがさらに増えてきて、B型が徐々に増えて来るんじゃないかと思う。新型コロナも年が変わってから増えてきているので、これから少し増える可能性も考えられる」