大分食中毒、調理の湧き水が原因 618人が症状訴え
大分県は29日、由布市の「旅館黒嶽荘」が運営する飲食施設で今月発生した集団食中毒は、調理などで使っていた湧き水と食事が原因とみられると発表した。患者や従業員のほか、湧き水からもノロウイルスが検出されたため。嘔吐などの症状を訴えた人は81人増え、計618人となった。 集団食中毒の発生を受け、大分県は13日から3日間の営業停止命令を出した。29日現在も営業を自粛しているという。 県によると、618人のうち603人は23都府県から来訪。残る15人は調査中。大分県は19日時点で24都府県の人が症状を訴えたと説明していたが、うち石川県の客は集団食中毒と関連がないと判断を修正した。