【大学受験2025】私大医学部、自治医科大ら21大学が認可…定員増
文部科学省は2024年10月29日、2025年度(令和7年度)からの私立大学医学部の収容定員の増加に係る学則変更予定一覧を公表した。認可申請があった24校のうち、自治医科大学や順天堂大学など21校の申請を認可。定員増となる。 【画像】令和7年度からの私立大学医学部の収容定員の増加に係る学則変更予定一覧
10月時点で、2025年度からの私立大学医学部の収容定員の増加に係る学則変更認可申請を行ったのは、医学部を設置する私立大学計24校。その内、今回の学則変更予定一覧において定員増が示されたのは、岩手医科大学や自治医科大学、杏林大学、順天堂大学、日本大学、藤田医科大学、近畿大学など21校。おもに「地域の医師確保(地域枠)」や「研究医養成(研究医枠)」のための枠組みでの定員増となる。
おもな医学部の2025年度入学定員は、岩手医科大学が35人増の130人、自治医科大学は23人増の123人、杏林大学は13人増の118人、順天堂大学は33人増の138人、日本大学は15人増の135人、藤田医科大学が12人増の122人、関西医科大学が17人増の127人、近畿大学が13人増の108人など。
定員増となる21大学のうち、一部の大学については「他学部の収容定員未充足の是正に努めること」といった遵守事項が附帯されている。なお、金沢医科大学、大阪医科薬科大学、久留米大学の3校は、認可申請を行ったものの10月時点では定員増が認めなれなかった。
一覧は文部科学省のWebサイトに掲載。参考として2025年度からの国立大学医学部の収容定員の増加に係る設置計画一覧も掲載している。
リセマム 畑山望