子育てが落ち着いたので旦那が「バイク」の趣味をもう一度始めたいと言っています。「維持費」はどれくらい家計に上乗せされるでしょうか?
子育てが落ち着き、子どもから手が離れてきたのをきっかけにもう一度バイクに乗りたいと考える方もいるでしょう。しかし、バイクは購入費だけではなく維持費が発生します。 今までの生活費にどれくらい維持費が上乗せになるのかを確認しておくことで、生活への負担を軽減するための工夫が行えるでしょう。本記事ではバイクの維持費の内訳を紹介します。
バイクの維持費の内訳
ここではバイクを所有する際にかかる維持費にはどのような項目があるかを紹介します。金額が決まっている項目には軽自動車税や自動車重量税、自賠責保険などがあります。そのほか、任意保険や車検費用、ガソリン代、駐車場代、メンテナンス代などは条件によって変動する費用項目です。 ◆軽自動車税 軽自動車税という名前から軽自動車のみに課せられる税金と考えてしまいますが、原付を含む二輪車にも適用される税金です。軽自動車税の金額区分は以下のとおりです。
<表1> ※総務省「平成28年度から軽自動車税の税率が変わります」を基に筆者作成 ◆自動車重量税 自動車重量税は排気量に応じて課せられる税金です。購入したときと車検のタイミングで支払いが発生します。ただし、自動車重量税は125cc以下の原付は対象外です。自家用バイクの自動車重量税の金額区分は以下のとおりです。
<表2> ※国土交通省「令和5年度税制改正に伴う自動車重量税の税額の基本的な考え方」を基に筆者作成 ◆自賠責保険 自賠責保険はバイクを所有するすべての人に加入を義務付けている保険です。自賠責保険の保険料は一律のため、どの保険会社で加入しても支払う金額は変わりません。自賠責保険の金額区分は以下のとおりです。
<表3> ※国土交通省「自動車損害賠償責任保険基準料率」を基に筆者作成 ◆その他の費用 税金や自賠責保険以外にも、バイクを維持するためには任意保険や車検費用、ガソリン代、駐車場代、メンテナンス代などがかかります。 もし、250cc超のバイクを購入しようと考えている場合、軽自動車税が6000円、新規登録時の自動車重量税が5700円、自賠責保険が1年間で7010円かかります。税金と自賠責保険だけで初年度は1万8710円の維持費が発生するでしょう。この維持費にプラスしてその他の費用がかかります。 維持費を節約するためには、燃費のいいバイクを購入したり自宅やマンションの駐車場を利用したりなどの工夫が必要です。