伊予農業高生が石のオブジェ修復に挑戦 久万美術館で芸術家と共同作業(愛媛)
久万高原町菅生の久万美術館の中庭に常設展示している石のオブジェ「景色―レベル」の公開修復作業が23、24の両日、同館であり、石積みの課題研究に取り組む伊予農業高校(伊予市下吾川)環境開発科の3年生5人が石を使った芸術作品の修復に挑戦した。 オブジェは2010年9月、今治市出身の彫刻家多和圭三さん(72)=埼玉県在住=が個展に合わせたワークショップで制作。雪などで形が崩れるため、これまで多和さんが3、4年おきに館を訪れて修復していた。 今後の管理方法を模索する中、「石積みの甲子園」で優勝した伊予農業高に館が修復作業の協力を依頼。開館35周年記念事業の一環で、芸術家と高校生の共同作業が実現した。
愛媛新聞社