江汐公園つつじまつり盛況【山陽小野田】
江汐公園で21日、第55回つつじまつりが開かれた。雨の中、山陽小野田市内外から1500人が来場し、咲き誇るツツジを満喫しながら、スタンプラリーやステージイベントを楽しんだ。同実行委員会(岡本志俊会長)主催。 スタンプラリーには230人が参加し、江汐湖の周囲を回ってキャンプ場、自由広場、冒険の森の3カ所を巡り、賞品のガーベラやユリの株を受け取った。萩市の樹木医、草野隆司さんによる自然ガイドツアーでは、30人が1時間かけて園内を歩き、木々の名前の由来などを学んだ。 管理棟前のステージでは歌謡ショーや手品の他、吉部田八幡宮の白石治宣禰宜(ねぎ)が代表を務める吉部田和太鼓団のメンバー10人が、東京都の三宅島に伝わる「三宅」など勇壮な太鼓演奏を披露した。 白石禰宜は「結成10年を迎えた。各地の祭りや福祉施設を訪れ、みんなを元気にしたい」と語った。 雨のためハンドメードコーナーは中止となったが、バザーでは焼き鳥や唐揚げ、コロッケなどの10店舗が並んだ。高泊校区女性会による山菜とタケノコの2種類の炊き込みご飯(各300円)計150パックは昼前には完売。林絹江会長は「この公園で年4回の祭りのたびに出店し、常連客もいる。通常は250食作るのに、今回は雨だからと減らして失敗した」と悔しがった。 ツツジは山陽小野田市の市の花。同公園管理事務所によると、コバノミツバツツジとキリシマツツジは満開を過ぎたが、ヒラドツツジはこれから見頃を迎えるという。