社会人2年目で「年収250万円」ほどです。通勤のために「カローラ」を買いたいのですが、毎月のローンや維持費を考えるとやめておいたほうがいいでしょうか…?
トヨタのカローラは昔から人気のある車種です。通勤のために車が必要となり、せっかく社会人になったのだからカローラを買いたいという人もいるでしょう。 本記事では、新車のカローラを買った場合のローン支払いと維持費について解説し、年収250万円の人がカローラを買った場合の日々の生活のやりくりをシミュレーションします。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
カローラの価格と毎月のローン
トヨタのカローラの価格と、購入した場合のローンについて解説します。ローンには利息がつくことに注意してください。 ◆カローラの価格 カローラは「W×B」、「G」、「X」と3グレードあり、「W×B」>「G」>「X」の価格設定になっています。また、ハイブリッド車とガソリン車の2種類があり、ガソリン車の方が価格は低いです。 例えばガソリン車の「G」だと本体価格222万円、税金や販売諸費用でさらに21万3200円かかります。なお、4月2日から特別仕様車「 ACTIVE SPORT」も販売されています。 ◆利息を含めた毎月の支払い ここからはカローラ「G」を想定してシミュレーションを行っていきますが、ローンについてはトヨタ販売店のサイトでシミュレーションするため、便宜上価格が同等のカローラスポーツのガソリン車、グレード「GX」、本体価格220万円で計算します。 通常のローンで、頭金0円、手数料率4.9%、支払回数36回、ボーナス払いを10万円ずつ年2回とした場合、毎月の支払額は約6万円です。つまり3年間、毎月約6万円の支払いをし続けることになります。
カローラの維持費
毎月のローン支払いに加え、車の燃料代や税金、駐車場代などの維持費がかかります。各維持費について、カローラのガソリン車、グレード「G」の場合で説明します。 ◆燃料代 燃料消費率はWLTCモードで19.4km/L です。ガソリンのレギュラー価格を約175円として、年間1万km走ると想定すると、年間約9万206円かかります。これを12ヶ月で割ると、毎月ガソリン代は7517円となります。 ◆税金 購入時に税金として11万9200円(自動車税種別割2万7900円+自動車重量税3万6900円+自動車税環境性能割5万4400円)かかります。 また、毎年自動車税を支払わなければなりません。ガソリン車のカローラ Gの場合、自動車税は2万7900円になります。これを12ヶ月で割ると、1ヶ月2325円となります。 ◆その他、車検代や駐車場代など 10年間乗る場合だと、車検は初回が3年目に1回、以降は2年ごとで3回の計4回あります。カローラの車検費用は、車の状態や業者によってさまざまですが、相場は6万~9万円ほどなので、1回8万円とします。 駐車場代は地域で差がありますが、月極の場合、全国平均は月約8288円です。ただし、東京都の場合は突出して高く、月約3万1000円、ほかにも大阪府は約2万6000円など、都市圏ほど高くなります。 また、車検時に自賠責保険に入る必要がありますが、それだけだと万一事故を起こした場合に多額の賠償請求をされるリスクがあるため、任意保険に入っておくことをおすすめします。任意保険は車両保険なしの場合だと月約5500円です。