7月豪雨から4年 球磨村神瀬地区で法要【熊本】
テレビ熊本
球磨村神瀬地区では法要が営まれ、住民など約60人が参列しました。 4日の法要では豪雨で犠牲となった地区の住民3人と特別養護老人ホーム『千寿園』で亡くなった地区出身の入所者5人を含む計8人を追悼しました。 その後、参列者は近くを流れる球磨川の支流・川内川に移動し、川面にキクの花などを浮かべ故人をしのびました。 【神瀬地区で暮らす岩崎ちふみさん】 「4年たって本当に景色が変わってしまって、夜になると真っ暗で、昼間も工事の音しかしなくて、人がいないことの寂しさを改めて実感する日々」 4年前のあの日、球磨川などが氾濫し、多くの住宅が浸水被害を受けた神瀬地区。 国の治水対策の一環で、宅地を最大2.9メートルかさ上げする工事が進められていて、多くの住民が集落を離れ、現在、仮設住宅や災害公営住宅で暮らしています。 4日は、こうした住民らも顔を出し、プレハブの集会所で炊き出しのおにぎりなどを食べながら、親睦を深めました。 【神瀬地区で暮らす岩崎ちふみさん】 「やっぱり『ここが好きだな』という気持ちは、変わらずある」 「(工事が完了するのを)待って、またみんなが戻ってきてくれることを願うばかり」
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