5日間にわたる激戦となったS.LEAGUE開幕戦『第28回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』を制したのは
ロングボード男子の優勝は浜瀬海
ロングボード男子の決勝は浜瀬海、田岡遼平、森大騎、堀井哲の4名での戦いとなった。 今シーズンからWSLの「Longboard Tour Championship Series」に参戦している浜瀬が10点満点中の9.5ポイントとバックアップに8.25ポイントの2本を揃え全員をコンビネーションに追い込む圧倒的な強さを見せ優勝。 2位となった田岡は今回が初ファイナル。若手のプロロングボーダーの1人。今後の活躍に期待したい。
ロングボード女子の優勝は田岡なつみ
ロングボード女子の決勝は田岡なつみ、吉川広夏、榊原頼子、大橋寛子の4名での戦い。 田岡が4本目に9.25ポイントをスコアし、榊原と大橋はコンビネーションに追い込まれる。吉川はトップスコアを8ポイント、バックアップを7.65ポイントとし優勝するために必要なスコアが8.46ポイント。吉川は果敢に攻めるも逆転に必要なスコアを出すことができず田岡が優勝。 田岡は現在WSL Longboard Tour Championship Seriesで3位という素晴らしい成績を残している中、S.LEAGUE開幕戦の優勝を飾った。
大逆転でマスターズ初優勝を飾った河野正和
マスターズ決勝は、牛越峰統、原田正規、河野正和、今村厚の4名。 セットの波を掴んだ原田が7ポイントをスコアし試合を終始リード。河野が中盤で掴んだ波で8.75ポイントをスコア。優勝する為に必要なスコアが4.25ポイント。試合終了間近に入ったセットを掴み、7ポイントを出し見事逆転優勝。 河野は茨城サーフィンクラシックのショートボード男子の初代優勝者でもあり、嬉しいマスターズ初優勝となった。
新たなスタートを切ったS.LEAGUE
JPSAから新たにS.LEAGUEとなり初めての試合となったが、会場には大型スクリーンが併設され、フードトラックも並んでいたりと試合観戦がより充実した時間を過ごせるようになっていた。 また、選手の入場の際には紹介のアナウンスに加え豪華な演出が加わり選手の個性を垣間見ることが出来るのも見どころの1つとなっていた。 試合終了後には出場していたプロサーファーのサイン会が行われ選手のモチベーションにもなるはずだ。 今シーズンは今大会の第28回茨城サーフィンクラシックさわかみ杯から始まり、来年の4月まで行われる。 次戦はショートボードとマスターズは2024年10月17日~10月20日(予備日:10月21日)静岡県下田市・多々戸海水浴場にて、またロングボードは2024年9月15日~9月16日(予備日:9月17日)神奈川県茅ヶ崎市・茅ヶ崎パークにて第2戦が開催される。 新たにスタートしたS.LEAGUEの動向が見逃せない。
『第28回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』結果
《ショートボード男子》 1位 西優司 2位 西慶司郎 3位 稲葉玲王、田中大貴 《ショートボード女子》 1位 中塩佳那 2位 川瀬心那 3位 宮坂麻衣子、川合美乃里 《ロングボード男子》 1位 浜瀬海 2位 田岡遼平 3位 森大騎 4位 堀井晢 《ロングボード女子》 1位 田岡なつみ 2位 吉川広夏 3位 榊原頼子 4位 大橋寛子 《マスターズ》 1位 河野正和 2位 原田正規 3位 今村厚 4位 牛越峰統 text by 水野 亜彩子 / Asako Mizuno
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