横浜などの「四天王」中心も「初優勝」が誕生する可能性も十分 午後4時開会式で開幕/神奈川
<高校野球神奈川大会:開会式>◇5日◇横浜スタジアム 第106回全国高校野球選手権の神奈川大会の開会式が5日、横浜スタジアムで行われた。 【写真】開会式で大会歌「栄冠は君に輝く」を大合唱した横浜隼人の3年生たち 関東地区で最速となる開会式は、熱中症対策もあって午後4時からのスタートになった。168チームが参加し、約45分間かけて入場行進を行った。 神奈川から今春のセンバツに出場した高校はないが、レベルは高い。投手陣を中心に力強い東海大相模、下級生の成長が著しい横浜、昨夏全国Vでバッテリーが安定する慶応、県内有数の強力打線を誇る桐光学園の「四天王」を中心に、全国でも上位進出を望めるチームが多い。 春季県大会は4校をさしおき、打線に力強さを見せた武相が優勝した。さらには好投手のいる桐蔭学園、横浜隼人なども侮れない。公立では川和、鶴嶺などに力がある。 09年の横浜隼人以来、夏の「初優勝」校が出ていないのが激戦区・神奈川でもある。今夏は向上、相洋などの私立校も高いレベルで仕上げてきており「15年ぶり」が生まれるかどうかも注目されるところだ。 なお、県の中央を縦断する相模川より西の高校が甲子園に出場したのは、東西分割大会となった98年に平塚学園が「西神奈川代表」として出場した事例しかない。向上、相洋はいずれも相模川以西に校舎を構える。常連が頂点をつかむか、「初」の歓喜があるか、それとも。1回戦は7日にスタート。順調に日程を消化すれば、決勝は24日に横浜スタジアムで行われる。【金子真仁】