未知の断層も… 日本海側の津波の危険性は? 数分で水位変動4メートル超え 避難場所など想定を 【福岡発】
地震から最短7分で水位に変動と想定
そして日本海側の津波の怖さは、津波の到達までの時間だ。西山断層が原因による津波の場合、福岡市東区では地震から最短7分、中央区でも約30分で水位に変動が表れると想定されている。 三谷教授は都市部での津波について避難の仕方が明暗を分けると話す。「この場所(福浜地区)だと、例えばドームとかホテルとかがあるので、そういうところに逃げ込むのが最も得策。(津波からの)距離で稼ぐのではなく、高さで稼いで下さい。例えば2階から3階に上がれるような避難の仕方が街中では必要」と三谷教授は指摘する。 県内で最も高い津波が想定されているのは福岡市と北九州市のほぼ真ん中に位置する宗像市。最大4.3メートルの津波が想定されていて、水位に変動が出始めるのが3分ほどだ。宗像市に隣接する福津市では最大3.8メートルの想定で水位の変動が僅か1分で起こるとされている。想定は西山断層が動いた場合だが、三谷教授によると海の中にはまだ見つかっていない断層がある可能性もあるという。 いつ起きるか分からない地震そして津波。地震が起きて津波が発生した際にどのような行動を取るのか?近くの高い場所に逃げるのか、頑丈な家ならば自宅内の高い場所に逃げるのかなど、1人1人が日頃から考えておく必要がある。 (テレビ西日本)
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