韓国がクリンスマン監督の解任を正式発表! アジア杯4強も不和を露呈して更迭「態度が期待に及ばなかった」
後任候補は元Jリーガー?
ついに一大決定が下った。2月16日、大韓サッカー協会(KFA)のチョン・モンギュ会長は記者会見を実施。代表チームを率いるユルゲン・クリンスマン監督の解任を発表した。 【動画】韓国メディアが猛反発 ヨルダンイレブンの国旗掲揚シーン 国内の逆風に抗おうとはしなかった。昨年2月に韓国代表監督となったクリンスマン監督は先のアジアカップでベスト4入りを果たすなど、チーム再建に向けて着々と歩みを進めていた。 しかし、戦術面の不徹底ぶりや、チーム内における規律管理不足を露呈し続けた59歳のドイツ人指揮官には、就任当初から不信感を募らせる声が噴出。今月15日に行われたKFAの戦力強化委員会で「約束は守られず、国民の信頼も失った。挽回は不可能」(ファン・ボガン技術委員長談)と判断され、電撃的な更迭が濃厚となっていた。 そうしたなかで16日に緊急的な記者会見を行ったチョン・モンギュ会長がクリンスマン監督の解任を発表した。 2年半の契約を残しているため、違約金に11億円は必要とされている。それでもチョン・モンギュ会長は「国民が代表に期待するリーダーシップを見せなかった」と指摘。さらに「監督としての役割と態度が期待に及ばず、今後に向けて改善しにくいという判断がされ、監督交代を選んだ」と国内での信頼を失い、代表チームにもたらす影響の大きさを考慮したと語った。 なお、後任はいまだ決まっていないという。ただ、日刊紙『朝鮮日報』は、元柏レイソルのホン・ミョンボ氏と元ジェフ千葉のチェ・ヨンス氏というJリーグでも馴染みのある二人の名を列挙している。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]