実写三部作の正当な続編!声優&製作陣が魅力を語る『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』特別映像
最終章『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』(03)がアカデミー賞最多受賞を果たした「ロード・オブ・ザ・リング」三部作。そこから遡ること200年前の英雄譚をアニメーション映画化した『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』(公開中)より、声優&製作陣が本作の魅力について語る特別映像が解禁となった。 【写真を見る】白の魔法使いサルマンの登場も話題に J・R・R・トールキンによるファンタジー小説「指輪物語」を、ピーター・ジャクソン監督が映像化させた「ロード・オブ・ザ・リング」三部作。シリーズ最新作となる本作では、原作小説「指輪物語 追補編」に記された伝説のローハン王ヘルムとその一族の運命が描かれる。 ついに公開を迎えた本作より、神山健治監督のもとに集結した才能あふれる実力派声優とハリウッドの第一線で活躍する製作陣が本作の魅力について語る特別映像が解禁に。「指輪物語」の大ファンで実写三部作の脚本チームの一員としてアカデミー賞を受賞した経歴を持ち、スタッフからも「学者並みの知識を持っている」とリスペクトされる脚本家フィリッパ・ボウエンは、「ヘルム峡谷とヘルム・ハマハンドの物語が大好きでした。壮大な『指輪物語』も」と昔からヘルム王の物語が好きであったと告白。ヘルム王の声優を務めたブライアン・コックスも、「神話より有名な登場人物たちです。ヘルム王はその伝説の一部です」と、本シリーズのキャラクターたちが世界で語り継がれている神話を超えるほど有名であると表現する。 また、本作では実写三部作とのつながりも描かれており、シリーズでおなじみの白の魔法使いサルマンが登場することも話題を集めているが、神山監督は「やっぱり(シリーズと)関連していた方が映画の厚みが出てくる。新たなストーリーも生まれてくるんですよね」とその意図を説明。本映像内でもオークが指輪を集めるシーンが収められており、シリーズとどのようにかかわっていくのかに期待が高まる。 そして、本作の見どころの1つにもなるのが、“あの指輪”をめぐる壮大な冒険へとつながり、まだ誰も知らない伝説の戦いの中心に立つ、誇り高き騎士の国ローハンの若き王女ヘラだ。ヘラは原作「指輪物語 追補編」のわずか一行だけに登場する“名もなき姫”から誕生したという。このことについて製作のジェイソン・デマルコは、「彼女はまるで“フロド”です。自分の持てる力を超えなければならない」とヘラが実写三部作の主人公フロドのように運命を切り開いていく存在であることを明かし、「角笛城の歴史をひも解くのは素晴らしいアイディアでした」とフレカ卿の声を担当したショーン・ドゥーリーも原作で語られることのなかった物語を創造していくアイディアを称賛している。 そんな魅力あふれる本作だが、日本公開を前に先んじて鑑賞した各界著名人からのコメントも到着。「神山健治が渾身して、して、しまくって実現した、日本のアニメの本気を見せてもらいました。スクリーンで体感し受け止めて欲しいと思います」(荒牧伸志)、「珍しく素直にやったじゃん。よかったよ」(押井守)、「映像、背景画、建物画など全体を通して圧巻でした!アニメーションの中に『ロード・オブ・ザ・リング』がいるんです。僕の中のサムもいました」(谷田真吾)など絶賛する声が相次いでいる。 さらに、本作のスタッフ&キャスト陣も口々に、「新たな“中つ国”の世界を観客は堪能できるはず」(ウルフ役ルーク・パスクァリーノ)、「『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の正当な続編としてファン全員に観て欲しい」(ボウエン)、「胸に迫るほど美しい作品です」(ヘラ役ガイア・ワイズ)、「驚きの冒険が待っているファンのみなさんご期待ください」(ヘルム王役ブライアン・コックス)と自信に満ちた表情で太鼓判を押している。 シリーズに新たな歴史を刻む『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』。大迫力の映像美をスクリーンで体感してほしい! ■<コメント> ●荒牧伸志(映画監督) 「神山健治が渾身して、して、しまくって実現した、日本のアニメの本気を見せてもらいました。スクリーンで体感し受け止めて欲しいと思います」 ●押井守(映画監督) 「珍しく素直にやったじゃん。よかったよ」 ●藤津亮太(アニメ評論家) 「ローハンに攻め寄せるムマキルと武装した大軍。それを正攻法で描く映像がまず圧倒的だ。立ち向かうのは、原作では名前のない王女。本作は彼女にヘラという名前と、意志の強さを現す赤い髪を与えた。こうしてローハンの戦いは『ヘラの戦い』となった。本作の最大の魅力は、ヘラというキャラクターを『ロード・オブ・ザ・リング』の世界に創造したところにある」 ●本郷みつる(アニメーション監督) 「子どもの頃に原作を読んで好きになり、実写版に夢中になった私ですが、まさか2024年に日本で作られたアニメーション映画として新たな中つ国の物語と出会えるとは!見所満載で、新たな沢山の試みの結果、日本のアニメが次のステージに行こうとしているのが分かり圧倒されました」 ●谷田真吾(実写三部作 サム役声優) 「映像、背景画、建物画など全体を通して圧巻でした!アニメーションの中に『ロード・オブ・ザ・リング』がいるんです。僕の中のサムもいました。『ロード・オブ・ザ・リング』の世界を知らなくても楽しめる作品、ぜひ劇場で確認下さい!」 ●渡辺麻紀(映画ライター) 「ファンタジー映画のスタンダードを変えた『ロード・オブ・ザ・リング』がアニメーションの新スタンダードとなった日本の“アニメ”で大スクリーンに甦る。それも世界観と物語と感動を見事に引き継いだドラマチックな正統的前日譚として!冒頭、実写と見まごう“中つ国”の山々にときめかないファンはいないはずだ。素晴らしい!!」 文/平尾嘉浩
【関連記事】
- チョコプラ長田が熱弁!「攻殻機動隊」草薙素子と「ロード・オブ・ザ・リング」最新作のヒロインの共通点とは?
- 1位は『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』!今週公開作品のMOVIE WALKER会員“みたい映画”ランキングを発表!
- 市村正親が全世界での公開規模にびっくり! 映画『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』ジャパンプレミアで作品への自信をのぞかせる
- 「LOTR」に『グリーンブック』、クローネンバーグ作品のヴィゴ・モーテンセンが65歳に!推したくなる理由“ベスト65”を偏愛ライターが考えてみた
- “指輪”の誕生にヌーメノールの繁栄と崩壊…サウロンの動向で予想する「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」の展望