坂本龍一自ら演奏し、指揮をとった伝説のオーケストラ公演が映画化
2023年3月28日、71歳で惜しまれつつこの世を去った坂本龍一。 彼の音楽は時を止めず、今を生きる人々に深い余韻を残し続けています。その証ともいえるのが、先日発表された『第67回グラミー賞(R)』候補作品に、坂本の最後のピアノ・ソロ・コンサートを収録した長編映画『Ryuichi Sakamoto|Opus』の音源作品がノミネートされたこと。また、12月21日から国内では初となる最大規模の展覧会「坂本龍一 | 音を視る 時を聴く」が東京都現代美術館で開催が予定されており、今もなお、世界中が彼の遺した作品に注目しています。 坂本が生前、日本国内で16年ぶりにフルオーケストラとの共演を果たし、話題を呼んだ〈Playing the Orchestra 2013〉。そのアップデート版として、自らが指揮をとり実現した2014年の東京公演〈Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014〉が、ついに映画館に登場します。 本作では、坂本がピアノを演奏しながら全曲を指揮、YMO時代の名曲から「Merry Christmas Mr. Lawrence(戦場のメリークリスマス)」「ラストエンペラー」などの代表作、さらには手掛けた映画音楽まで、多彩な楽曲が東京フィルハーモニー交響楽団の演奏で奏でられます。この贅沢な内容を 5.1ch サラウンドで再構築。まるで当時の客席に身を置いているかのような臨場感あふれる音楽体験が可能となりました。 10年の時を経て、極上の音響環境と大スクリーンで鮮やかに甦る、『Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014』。12月20日(金)より、坂本龍一が音響監修を務めた109シネマズプレミアム新宿で先行公開、2025年1月3日(金)より全国公開されます。 (C) WOWOW / WOWOW エンタテインメント