ラグビー日本代表エディ・ジョーンズHC、濃密な2日間となったトレーニングスコッド合宿を振り返る
2月6日~7日、ラグビー日本代表のトレーニングスコッド合宿が、福岡にある日本代表の練習拠点「JAPAN BASE」で開催された。2日目の7日も午前中、1時間ほど、エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)らが、日本代表になりうる選手たち34名(うち大学生9名)を指導した。
リーグワン開催中ということで、午後には選手たちは帰路についたという。午前中のセッションが終わった後、ジョーンズHCが報道陣に対応した。
まず、9年ぶりに桜のエンブレムをつけて指導して「選手と同じように緊張した」というオーストラリア出身の指揮官は、「本当に楽しい合宿になった。若い人たちもすごく情熱的で、その若い選手がいたおかげで、シニアの選手たちのモチベーションが上がったし、新しいスタイルでラグビーをしようとしているので、たくさん学びができた」と振り返った。
今回のキャンプは、日本ラグビーの強化拠点である「JAPAN BASE」では、初めて男子15人制の合宿となった。ジョーンズHCは、「芝生は少し改善しなければいけない。あと、リカバリーの施設を整備してほしい」と話したが、「いい雰囲気だったし、私たちのものだからね、素晴らしくないですか?」とコメント。
そして、「この8年で日本がどれだけ改善できたか、こんなベースができたのは素晴らしい。若い選手が、ここに来たいと思えるような場所だと思う。福岡は空港にも近く便利で、いろんなアドバンテージがあるので、もっとこの施設を使っていきたい」と語った。
改めてこの合宿のテーマを聞かれてジョーンズHCは「今回はコンセプト、概念を落とし込む、そういう目的だった。『超速ラグビー』とは?、そして、どうしたらできるのか?を伝えた。また、どういう目的に到達していくのかも話した。選手たちから、もっとやりたいという意欲が見られたし、いいスタートが切れた」と満足げに話した。
セレクションポリシーについては、「いつもベストな選手を見つけたい。1番キレのある、1番タフな選手、いいチームメイトである選手だったり、学びたい願望を持っている選手だったり、本当に成長したい人、そしてハードワークし続けたい人が誰かを見極める」。