世界最高齢男性112歳が死去 常に好んだ言葉は「ありがとう」
英ギネス・ワールドレコード社は26日、「世界最高齢の男性」と認定していた英国人のジョン・ティニスウッドさんが25日に112歳で亡くなったと発表した。家族によると、「最後の日は音楽と愛に囲まれていた」という。 ティニスウッドさんは1912年8月、英リバプール生まれ。第2次大戦では陸軍会計科に所属し、軍の財政や食料物資の管理を担当した。戦後は石油大手のシェルとBPの両社で会計を担い、72年に退職した。 86年に44年間連れ添った妻に先立たれ、2012年から介護施設に入っていた。娘1人に孫4人、ひ孫が3人いるという。家族は「ジョンは『ありがとう』と言うことを常に好んでいた。彼に代わり、長年ケアをしてくれた方々にありがとうを伝えたい」と話したという。
朝日新聞社