【MLB】 今オフNo.1投手コービン・バーンズがダイヤモンドバックスと契約 急転直下で大穴球団へ
日本時間12月28日、FA市場の投手で最大の大物だったコービン・バーンズとダイヤモンドバックスが6年契約で合意に至ったと「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者らが伝えた。契約総額は6年2億1000万ドルで、2年目終了後にオプトアウト権が付くとのこと。FAの大物投手争奪戦でほどんど名前が挙がることのなかったダイヤモンドバックスが、今オフNo.1投手を競り落としたことに対して衝撃が集まっている。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 2021年にサイ・ヤング賞を受賞した経験もあるバーンズは今季オリオールズでプレー。新天地でも15勝9敗、防御率2.92とエース級の成績を残し、満を持してFA市場に打って出ていた。バーンズ争奪戦では古巣のオリオールズをはじめ、ドジャースらの名前が挙がり、最近ではジャイアンツとブルージェイズが有力という情報がもっぱらだった。そして、きのうMLB公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者は、バーンズ陣営が総額2億4500万ドル以上の契約を求めていると報じていた。しかし、結末は急転直下でのダイヤモンドバックス加入だった。 今季は惜しくもプレーオフを逃したダイヤモンドバックスは、ここまで静かなオフシーズンを送っていた。ここまでの動きは、強力打線の中核だったクリスチャン・ウォーカーとジョク・ピーダーソンをそれぞれFAで失い、その穴埋めとしてガーディアンズから一塁手ジョシュ・ネイラーを獲得した程度。しかし、バーンズの加入によって、ザック・ギャレン、メリル・ケリー、エデュアルド・ロドリゲス、ブランドン・ファート、ライン・ネルソン、ジョーダン・モンゴメリーと先発投手陣は実績・実力共に申し分ない面々が揃うことになった。ただ、バーンズという新たなエース級が加入したことで、FAまで残り1年のエース投手ザック・ギャレンを放出しやすくなったのも事実。トレードの噂が流れていたモンゴメリーを含め、余剰気味の先発を補強の弾とする可能性もある。