記憶のコツは「イメージ」で覚えること!少しの手間で勉強の成果をアップさせる方法を紹介
開成番長こと個別指導塾TESTEA(テスティー)塾長の繁田和貴です。今回の記事では、勉強した内容を記憶に定着させるためのちょっとしたコツについてお話ししようと思います。 せっかく勉強するからには、その内容をしっかり覚えていたいものですよね? いつもお伝えしていることですが、勉強の成果はやり方次第で大きく変わります。 今回お伝えする内容も、ちょっとした一手間で記憶に残る量をグッと増やせるコツですので、ぜひ活用してくださいね。※繁田さんは開成中学・開成高校を経て、東京大学経済学部を卒業。開成在学時代には数々の逸話を残してきた通称「開成番長」。現在は、個別指導塾TESTEAの塾長として、開成・桜蔭・東大早慶をはじめとする最難関校に数多くの合格者を輩出している。
「イメージ力」を活かして覚えよう
今回お伝えするコツというのは、「イメージ」で覚えることです。 人は実在しないものでも遠く離れたところにあるものでも、それをあたかも目の前にあるかのように、映像を頭の中で創り出す力を持っています。この力をここでは「イメージ力」と呼ぼうと思います。このイメージ力を、私たちは日常的に使っています。 例えば「竜座」という言葉を見たとします。あなたの頭には何が思い浮かびましたか? おそらく緑色の巨大な生物である「竜」を想像したんじゃないかと思います。もしかしたらお友達の「リュウ君」の顔もチラッとよぎったかもしれません(笑)。 では「六分儀座」という言葉を見た場合はどうでしょうか? 何が思い浮かびますか? おそらく何も思い浮かばなかったのではないでしょうか。そもそもどう読むのかすら自信がなかったかもしれません。 これは「ろくぶんぎざ」と読む春の星座です。六分儀とは、航海や天体観測に使う測量器具の1つです。そう説明されてもやっぱり、言葉の意味はわかっても、どんな器具なのか具体的な映像は頭に思い浮かびませんよね。この2つの状況で、実は記憶への残り方が違います。