「シュッと殺ってしまえばいい」父親刺殺した次男の凶暴性 事件前日、長男の妻から『殺害計画』明かされた元夫が証言「手で首を切るようなジェスチャーをしていた」#2
検察: 「それを聞いてどう思った」 元夫: 「その時は本当に殺害するのか半信半疑だった」 ■隆一さん宅を下見し殺害後のシミュレーションも 隆一さんは前に住んでいた家がこの2か月前に火事で全焼し、柴田町に引っ越したばかりだった。元夫によると、コンビニでの相談のあと、そのまま隆一さんの新しい自宅を見に行くことになったという。 検察: 「柴田町の隆一さんの新しい自宅を見に行こうと言い出したのは誰か」 元夫: 「敦子が言った」 検察: 「隆一さんの自宅に着いてからはどうしていた」 元夫: 「車を玄関前に停め、降りずに隆一さんの自宅を見ていた。『電柱で隆一さんを待ち伏せしたら良い』とか話をしていた」 検察: 「結論は出たのか」 元夫: 「直哉が隆一さんを襲ったあと、自分が車で直哉を拾うことになった。自宅の前に停車して待っていると近所の人に怪しまれるから、直哉には隆一さんを襲った後、動いている車に乗り込んでもらおうという話になった」 検察: 「それからどうした」 元夫: 「実際に車を走らせながら、スライドドアが開くかどうかをテストした」 検察: 「それはどこで」 元夫: 「大河原町の霊園の近くの道路で直哉と実験したが、結局無理だった」 検察: 「その後、どのような結論に至ったか」 元夫: 「具体的な計画は最終的に出なくて、夕方になり『あとで連絡するから』と言われ解散した。家に帰ったあと、直哉と電話をして、『何かあったら連絡して』と伝えた。そのあとは4月17日の午前4時くらいまで、連絡を待って起きていた」 ■妻から「これ昨日の話だよね」ネットニュースで隆一さん殺害を知る 検察: 「隆一さんが殺害されたことを知ったのはいつか」 元夫: 「4月17日の朝に妻から『これ昨日の話だよね』とネットニュースを見せられ、隆一さんが殺されたことを知った」 検察: 「その時どう思った」 元夫: 「『直哉がやったんだ』と思った。同時に、何で連絡を寄こさないんだろうとも思った」 検察: 「隆一さんが殺害されたと知ったあとは」
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