三浦彩佳が平田樹になにもさせず判定勝ちも涙。アーセン絡みでの扱われ方に「こういう見られ方は本当に嫌だった」【ONE】
アジア最大級の格闘技団体「ONE Championship」の2019年10月以来の日本大会となる「ONE 165: Superlek vs. Takeru」(1月28日、東京・有明アリーナ/ABEMA PPVにて国内独占生中継)で行われたアトム級総合格闘技(-52.2kg契約)で平田樹(日本)と三浦彩佳(Tribe Tokyo MMA)が対戦し、三浦が判定勝ちを収めた。 平田は前戦で初のアトム級ランカーとの対戦でハム・ソヒに判定負けを喫し、今回が再起戦となる。ONEでの戦績は9戦7勝2敗。 三浦は2022年1月にONE女子ストロー級世界王者ション・ジンナンに挑戦するも判定負け。その後もダヤン・カルドーゾ、ダニエル・ケリーに敗れ3連敗となるが、昨年11月に中国のメン・ボーに1Rで一本勝ちを収め連敗脱出。ONEでの戦績を8戦5勝3敗とした。今回は三浦が階級を1つ上げての対戦だった。 1R、いきなり距離を詰め組み付く三浦。コーナーに押し込んでいく。平田が立ち上がりバックを取り、逃げるがその際に三浦がグローブとつかんでしまい、ブレーク。再開後すぐにタックルに三浦だが、平田はつぶしてヒザ。しかし三浦はなおも押し込む。バックを取ってパンチの三浦。足をかけてテイクダウンを狙う三浦。背に乗ろうとした三浦のスキをついて平田が離れてスタンドの攻防に。しかしすぐに組み付きコーナーに押し込む三浦。バックをキープしてテイクダウンを狙う。ヒザをつかせるがすぐに立つ平田。三浦はサイドバックをキープ。バックを取ってコントロールもしのぐ平田。平田はバックを取られながらもヒジを飛ばす。
2R、三浦がいきなり組み付きコーナーに押し込む。平田は押しつぶし、パンチをコツコツ。三浦は首投げを狙うがしのぐ平田。三浦はパンチをコツコツ。そして再度バックからバックを狙う動きの三浦。平田はヒジを飛ばす。三浦はサイドバックからつぶす。足をすくって背中をつかせてサイドを取るが、なんとか立つ平田。三浦はバックからパンチを連打。そしてなおもサイドバックについて押しつぶし、パンチを連打。 3R、圧をかけて前に出てすぐに組み付く三浦。コーナーに押し込む。サイドバックからパンチをコツコツ。ヒジも打ち込んでいく。平田は半身になって耐えるが攻撃はできず。三浦はヒジを連打。残り2分でブレイク。再開後も三浦がすぐにタックルから足をすくってテイクダウン。グラウンドでバックを狙う。なんとかしのぐ平田。立ち上がるが三浦がバックをキープしコントロール。最後は平田がフロントチョークの体勢に持ち込むが三浦には余裕があり。試合終了のゴングが鳴ると両手を挙げて勝利をアピールの三浦と拍手の平田。互いの健闘を称え、抱き合う両者。 判定が下った後も平田は拍手、そして再度抱き合う2人。三浦は涙で四方に頭を下げた。