【ボートレース津】明暗が分かれた前検日
ボートレース津の「創刊75周年記念日刊スポーツちどり杯争奪戦」は9日に開幕する。 エースエンジンは72号機が通り相場だったが、「ここ3節はどうした?」という声が聞かれる。3節連続優勝のあと、三木晴斗→村田敦と未勝利、前節の淺香文武は最終戦でやっと初勝利と、完全にエースの称号は剥がされてしまった。今節は鈴木勝博が手中に収めるが、言葉は険しい。「チルト0度でもらい、淺香さんの状態で特訓に行ったんですが、回転が出てくれない」とがっくり。向い風が強かったせいも多分にあるが、気温は下がっている状況で回転が足りないのでは期待がしにくい。「ペラを叩きます、時間があれば本体も見たい」と、三木、淺香で交換されたリングが気になる様子。 72号機からエースの座を奪い取ったのは22号機だろう。なかなかの伸びを見せ続けている快速機だが、温水パイプが外れた前節は豊田健士郎が節イチの行き足に仕上げて優勝。そして、これを手にしたのはV最右翼の平本真之。「余裕がありました」と早くも足を実感。逆に守田俊介は「整備します」と大急ぎ。両雄の明暗がはっきり分かれた前検だった。
マクール