佐藤緋美、天才チェリスト役で「練習は大変でも楽しみながら音楽の素晴らしさを伝えられたら」『さよならマエストロ』
日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(TBS系 毎週日曜 午後9時~9時54分)で、晴見フィルハーモニーのチェリスト・羽野蓮役を演じる佐藤緋美のインタビューコメントが到着した。 【写真】チェロを演奏する羽野蓮(佐藤緋美) 本作は、天才指揮者だったが“ある事件”で家族も音楽も失った父親・夏目俊平(西島)と、そんな父を拒絶し音楽を嫌う娘・響(芦田)が地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し、親子の絆と人生を再生させていくヒューマンドラマ。 佐藤が演じる蓮は、幼い頃からクラシックの才能に恵まれ周囲の期待を背負ってきたが、ある事情から音楽をやめた寡黙でクールな青年。俊平と出会い、晴見フィルハーモニーに加わるが、メンバーの演奏ミスなどを激しく責め立ててあつれきを生んでしまう。 <佐藤緋美 インタビュー> ドラマのオファーを受けたときは、普段から音楽活動をしているので、自分自身にしかできないことがあるのではないかとワクワクしていました。 僕が演じている蓮は、晴海フィルに途中で合流する天才チェリストです。台本を読んでみて、「もっとうまくならないと!」というようにオケメンバーにやる気のスイッチを入れるような役柄だなと考えています。 演奏シーンはキャストをはじめ、東京音楽大学の方やエキストラの皆さんとひとつになって撮影ができていて、いつも楽しいです。 蓮は普段の僕とは真逆のタイプだと思います。僕は厳しいことを言うときもありますが、蓮のようにぶっきらぼうには言わないですし、フレンドリーなタイプなので、そこは違うかなと思っています。ですが、なるべく自分に近いところも見つけていきつつ、僕が演じることで魅力を引き出せていけたらいいなと思っています。 最初はチェロを弾くことにワクワクしていたのですが、チューニングがベースとは違っていたり、弾くときの指がとても難しかったりと、チェロの練習は大変でした。 チェロの先生にも、「チェロはごまかせないから」と言われました(笑)。なので最初から真剣に取り組んでいましたし、普段音楽活動をしていることもあって、しっかり弾かないと…という気持ちもありました。ですが現在は、弾くことだけでなく、演奏するときの姿勢や息づかいもきちんとしようという考えに変化していっています。 一度、東京音楽大学の授業を見に行かせていただいたのですが、「自分の人生が楽しくないと思いながら演奏をすると顔に出るよ」と仰っているのを聞き、練習しているときは本当に大変でも、自分自身が楽しみながら、音楽の素晴らしさを伝えられたらいいなと思いました。 見どころはやはり、皆でひとつになって演奏をしているオーケストラのシーンです。 皆でオーケストラのシーンの撮影をするとテンションが上がるので、その雰囲気が視聴者の皆さまにも伝わればいいなと思っています。
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