新関脇の大の里 名古屋場所も「しっかりアピールして頑張る」新たな目標大関、次世代を担う自覚
大相撲名古屋場所（7月14日初日、ドルフィンズアリーナ）の新番付が1日、日本相撲協会から発表された。大相撲夏場所で史上最速、所要7場所で初優勝を飾った大の里（24＝二所ノ関）が新関脇に昇進。愛知県安城市内の部屋で会見に臨んだ。 【イラスト】24年名古屋場所新番付（幕内・十両） 番付表を見た印象に「朝起きて番付表を見てうれしかったです」と話す一方、先場所の優勝には「もう余韻に浸って終わりましたし。名古屋場所の番付発表されて、名古屋場所に向かっています」と力強く話した。 三役2場所目だが、成績次第では「大関」の声もあがる。「やっぱり三役に上がったら次に目指すものがある。この場所は大事になる。しっかりアピールして頑張ります」と意欲を隠さなかった。 名古屋場所は昨年、3勝3敗の7番相撲に勝ち、十両昇進を決めた。思い出深い場所でもある。「昨年の名古屋は3勝3敗で迎えて生きた心地しなかった。そういう厳しい場所を経験して、自分を成長してくれた場所と思っている」。 その名古屋で次の番付を目指す。「自分次第。頑張りたいと思います」。大相撲の次世代を担う自覚も根付いてきた。【実藤健一】
