楽天・三木谷会長「医療現場でも技術革新の可能性あふれている」医学部生の心に響く言葉送る(鳥取)
山陰中央テレビ
楽天グループの三木谷会長が11日、米子市の鳥取大学医学部を訪れ、学生に向けて講演会を開きました。 楽天グループ・三木谷浩史会長: 俺の人生なんて大したことないな。どうせ始まって終わるんだし、だったらやってみるか。 鳥大医学部は、2年前から楽天グループの関連会社「楽天メディカル」が開発したがんの治療技術を導入していて、三木谷会長は今回、現場視察を兼ねて大学を訪れました。 医学部の学生約200人を前に「未来への挑戦」と題した講演会では、急激に変化する社会の中で、新たな価値を生み出すには「現状をより良くしたい」という考え方が大切だと語りました。 講演を聴いた医学部生が、様々な分野で業績を伸ばす楽天グループをけん引する三木谷会長に対して「なぜ失敗することを恐れずに挑戦できるのですか?」と質問すると…。 楽天グループ・三木谷浩史会長: 人間には、イノベーションの「アクセル」と「ブレーキ」がある。僕は「ブレーキ」が壊れていて、転んでもたいしたことないやと思うと、行っちゃうんですよ。 三木谷会長は、現在苦戦しているモバイル事業を例に、自身も失敗を恐れず挑戦を続けていると話しました。 医学部生: 三木谷会長から「ブレーキを壊す事が大事だ」と聞いて、将来その心掛けが大事だと思った。 医療現場でもITを活用した技術革新の可能性があふれているという三木谷会長。 IT業界の寵児の言葉が、未来の医療を担う学生たちの心に響いたようでした。
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