北都・荘内銀行合併、新名称は「フィデア銀行」 東北初の広域銀行が2027年に発足 秋田
秋田テレビ
仙台市に本社を置くフィデアホールディングス傘下の北都銀行(秋田市)と荘内銀行(山形・鶴岡市)は、2027年1月1日付で合併し、新銀行「フィデア銀行」の名で営業することが決まった。 これは、8日に仙台市で開かれたフィデアホールディングスの会見で明らかになった。 頭取には、北都銀行の佐藤敬専務が就任する。 佐藤敬専務は会見で「両行の行員、地域の皆さま、ステークホルダー(株主)の皆さまから迎えてもらえるよう、全力を尽くす」と就任への意気込みを語った。 北都銀行と荘内銀行は、2009年に経営統合され、関連会社の再編など経営の効率化を進めてきた。 今回の合併で、東北では初めて県境を越えた広域的な銀行が誕生することになる。 店舗数は2024年9月時点で、北都銀行が38店舗、荘内銀行が33店舗。 フィデア銀行の本店は山形市に置かれ、秋田市にある北都銀行の本店は「秋田本店営業部」となり、従来の顧客に対応する。 北都銀行の伊藤新頭取は「客を支援するサービスは秋田に残す。だから秋田の客にとって、本店が山形市に行ったからといって影響を受けることは一切ない」と話した。 フィデア銀行は今後、システムの一本化を目指すほか、成長分野に人材を投入するなど、スケールメリットを生かした経営を模索する。
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