「2代目・山の神」柏原竜二さん 母校・東洋大は「上位3位以内に入れると…」
東洋大時代に箱根駅伝の「2代目・山の神」と呼ばれた柏原竜二さんが17日、東京・浜松町の文化放送で行われた取材会に出席した。 柏原さんは、同局の「新春スポーツスペシャル 第101回箱根駅伝 実況中継」で現地解説を行う。「頑張る選手を一人でも多く応援したい。レースの興奮を伝えたい。取材は楽しい」と意気込んだ。 2009年から4年連続で5区区間賞を獲得し、そのうち3度は区間新記録を樹立するなど絶対的なエースとして君臨していた柏原さん。山上りの5区の重要性を問われ「自分の走りに徹することが重要。5区は惑わされないことが大事。誰が後ろから付いてきても気にしない!」と熱弁した。 国学院大、青学大、駒大に注目が集まる今大会については「近年の箱根はスピードが進んでいる。だからこそ『先手必勝』になる。4区はアップダウンが多く、リズムがつかみづらいんです」とし、「国学院・平林清澄選手、青学大・太田蒼生選手、駒大・篠原倖太朗選手は注目ですね」と注目選手を挙げた。 大学駅伝の魅力は「1時間以上、しゃべっていられる」という。母校の東洋大の展望に関しては「上位3位以内に入れば、来年がまた新しいものが見えてくる」と分析。続けて「4年の石田洸介選手は、悩み、走れない時期もあったけど、よくなってきています。私は、そんな石田選手を支えて、結果を残してきた梅崎蓮選手が今年のエースだと思います」と太鼓判を押した。
報知新聞社