兄の寺で恒例の「寒行」 ソフトバンク今宮健太が止めどなく掛ける冷水に込めた想い
ソフトバンクの今宮健太内野手が、恒例の「寒行」を行った。実兄の年男さんが住職を務める大分市の一心寺で、周東佑京や栗原陵矢、元チームメートのDeNA森唯斗ら約50人とともに実施。14日深夜にふんどし一丁で川につかったり、水をかぶったりした。 ■湯切りまで!!「普通に旨そう」今宮健太がつくるラーメン【自主トレ動画】 その瞳にはメラメラと燃える炎が映っていた。通常は寒行最終日にのみ護摩をたくが、年男さんのはからいで特別に実施。熱気すら打ち消すような水温5度の冷たい小川につかり、何度も水を自らへ浴びせた。何度も寒行を行っている今宮にとっても初めての経験に「逆に集中力が上がりました」とほほをほころばせた。 寒行を勤め上げる思いは変わらない。「『今年やったるぞー!』っていう気持ちで止めることなくかけていた。気持ちを表して、この寒行はやっていきたいなとずっと思っているので。その表現はできた」。1年の覚悟を決め、晴れやかな気持ちで向かうのはプロ16年目のシーズンだ。 ともに寒行を行った川瀬晃や野村勇など遊撃手を狙うライバルも多い。「あとはしっかり野球で結果を残すしかない。結果が一番大事な世界なんで、それ以外ないですかね」。願いを込めた札には「けがなく一年、無心に!!」としたためた。周囲の環境に惑わされず自らのやるべきことに集中する。そんな気合が入った。(鬼塚淳乃介) 【#OTTOソフトバンク情報】 ▼■周東右京が「寒行」で気合の水浴び「なめてました」▼