昼神温泉でハナモモ開花 見頃は来週初め、桜との競演も【長野県阿智村】
長野県阿智村の昼神温泉郷でハナモモが開花し、来週初めにも見頃を迎えそうだ。一帯の桜も八分咲きから満開になっており、今年はハナモモとサクラの競演が楽しめそう。 昼神温泉一帯には朝市広場周囲や阿智川沿い、阿智の里ひるがみ周囲など各所に桜やハナモモが植えられている。 村内のハナモモの開花状況をホームページで発信している阿智昼神観光局によると、一帯のハナモモは6日に単色の品種が開花。ここ数日の暖かい気候も手伝ってか、既に二分咲きになっている木もあり、「15日前後に見頃になるのでは」と予想している。 8日はさっそく観賞に訪れた観光客の姿が見られた。スマートフォンやカメラを向けたり、川沿いで弁当を広げて桜とハナモモとともに楽しむ人も。名古屋市の60代男性は「ハナモモはちょっと早かったが、桜はちょうど見頃で楽しく歩くことができた」と話した。 開花期間中、朝市広場には飲食物やハナモモの苗などを販売する出店が並ぶ。駐車場は有料になり、ハナモモ維持管理の協力金を支払う。昼神温泉一帯の開花情報はホームページで確認できる。 一方、月川温泉郷一帯の「花桃の里」で今月に開催予定だった花桃まつりは、県道ののり面崩落の影響で中止が決まっている。住民生活に支障が出ていることから、花桃の里への花見目的の来場は遠慮するよう呼び掛けている。