【MLB】ドジャースのギャビン・ストーンが右肩手術 来季中の戦列復帰も絶望的に 今季11勝を挙げた若手右腕
日本時間10月14日、ドジャースは今季11勝を挙げた新人右腕ギャビン・ストーンが右肩の手術を受けたことを発表した。ドジャースの発表によると、ストーンの手術はニール・エラトラシュ医師によって日本時間10月10日に行われ、ストーンは2025年シーズンを全休する見込みだという。今季はメジャー初完投を完封で飾るなど、チーム最多の25試合に先発して同じくチーム最多の140回1/3を投げ、チーム唯一の2ケタ勝利をマークして先発陣を支えたストーンだが、メジャーのマウンドに戻ってくるのは2026年シーズンになりそうだ。 熱戦が続くポストシーズンの日程・結果一覧 現在25歳のストーンはメジャー2年目の今季、スプリング・トレーニングでの競争を勝ち抜いて開幕ローテーション入り。シーズン最初の4先発は1勝1敗、防御率6.00に終わったが、続く11度の先発登板では8勝1敗、防御率1.90という素晴らしい活躍を見せた。7月以降は再び調子を落とし、9月上旬には右肩の炎症で15日間の故障者リスト入り。ポストシーズンでの戦列復帰が期待されたものの、9月下旬には60日間の故障者リストに移行され、シーズン終了となっていた。 ドジャースは来季、大谷翔平が投手として戦列復帰を果たすため、6人制のローテーションを採用する可能性が高いとみられている。長期契約を結んでいる大谷、山本由伸、タイラー・グラスナウの3人がローテ入りするのは確実だが、残りの3枠は流動的だ。 今季を全休したトニー・ゴンソリンとダスティン・メイが戻ってくる見込みだが、どちらもシーズン25試合以上に先発した経験はなく、どれくらい稼働できるかは未知数。故障続きのクレイトン・カーショウは来季の去就を明らかにしておらず、今季途中に加入したジャック・フラハティはシーズン終了後にFAとなる。 上記の投手以外では、ランドン・ナック、ベン・カスパリアス、ジャスティン・ロブレスキー、カイル・ハートといった若手もいるが、シーズンを通してローテの一角を担えるかどうかは未知数。エメット・シーアンとリバー・ライアンはトミー・ジョン手術を受けており、ウォーカー・ビューラーはシーズン終了後にFAだ。ボビー・ミラーの復活が期待されるが、それでも計算の立つ先発投手の頭数は不足しており、今オフの先発補強は必須だろう。