最高のラスト…一方で、続編を期待せずにはいられないワケ。インパクト強すぎの新キャラも?『全領域異常解決室』最終話考察
続編を期待せずにはいられない!
個人的に、たいていの作品では「スッキリと話が終わったから続編は必要ないのではないか」と思うタイプなのだが、本作に関しては、気持ちよく終わったと思いつつも、続編を期待せずにはいられない。 まず、最終回で登場した京都本部室長の日野(溝端淳平)が気になりすぎる。頼む、もっと見せてくれ…! メガネ+スーツ+京都弁+火の神(火之迦具土神)の溝端淳平だなんて、ファンへの殺傷能力が高すぎる。 そして東京と対決し、最終的に骨折してお土産を買って帰って行ったのはなんだったんだ、一体、何しに来たんだ! おまけに火の神なら雨の日に弱いはずなので、東京の全決との共闘で豊玉(福本莉子)に鼻で笑われてほしいところまで想像ができる。さらには、ほかの地域の全決メンバーが気になる、十中八九、出雲にはあるだろう。 そして、意外にも乗っ取られていた二宮(成海璃子)は生きていたことも気になる。かなり熱心なヒルコ信者だったように見えた彼女。一心不乱に葦船を編み、ラストでは姿を消していたので、これは何かの伏線になるに違いない。 また、黒幕の直毘も生きている。全身拘束という状況だが、おそらく、ヒルコの信者はいたるところにいるだろうし、脱走という可能性も…とあらゆるパターンの続編が考えられる。 そもそも、ヒルコは……? 実在するのか、この騒動をどこかで見ているのか? と、「すべてを知ろうとするなんて、人間の傲慢です」と言われてしまいそうだ。 【著者プロフィール:ふくだりょうこ】 大阪生まれ関東育ちのライター。 大学卒業後からライターとして活動、シナリオ制作やエンタメジャンルの記事を中心に執筆。 ドラマと邦画、ハイボールと小説が好き。
ふくだりょうこ