松本人志の「物的証拠はない」コメントに「ミヤネ屋」出演の弁護士「性加害という事件は物的証拠というのはない場合が多い」
日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)が11日に放送され、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志が女性に性的行為を強要したとの報道を巡り文芸春秋などに損害賠償などを求めた訴訟で、訴えを取り下げたことを取り上げた。 番組では吉本興業の公式ホームページで発表した「これまで、松本人志は裁判を進めるなかで、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。そのうえで、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました」など松本のコメントを紹介した。 このコメントについて弁護士の三輪記子さんは「今回は名誉棄損(きそん)という裁判だったわけですけど。まず直接、物的証拠がないということに関しては、特に性加害という事件において考えますと、直接、物的証拠というのはない場合が多いですし。物的証拠というふうになっているから難しいですけど、人的証拠はあるわけですよね。そこは証拠が一切ないというわけではないんですよね。性被害を受けたとおっしゃる方が必ずしも直接、物的証拠を示すということはなかなか難しいですから。そこはちょっと誤解のないようにとは思いましたけど」とコメントした。
報知新聞社