お好み焼き用"オタフクお好みソース”が15年ぶりリニューアル「野菜、果物増量 塩味を優しく」消費者の声を反映
広島のソウルフード、お好み焼きの味の決め手はソース。お好み焼き用として甘口で知られるオタフクソースが4月に主力商品をリニューアル。果たしてその味は変わったのだろうか。 【画像】オタフクソース リニューアル、味は…
野菜、果物増量、塩味おさえめ
「お好み焼からウスターソースが流れ落ちてしまい、鉄板に焦げ付いてしまう」というお好み焼き店の声を受け、1952年に発売されたのが「オタフクソースお好み焼き用」。それ以来、広島のソウルフードの味を醸し出し続けている。 兵庫県からのお客さん: その土地にあったソースの感覚がすごく出ているのかなと、甘みがあって、お好み焼きにいいんちゃうかな、という感じですよね ソウルフードを彩る「甘口の味」が定着している中、オタフクソースはこの春、看板商品を15年ぶりにリニューアルした。 五十川裕明記者: 新しくなったのはオタフクソースの看板商品“お好みソース”です。「野菜・果実の甘味とうま味」と4月からパッケージも新しくなりました。家庭用と業務用の一部が新しくなりました リニューアルの理由について、オタフクソースの家庭用商品企画課・吉廣空さんは「15年の間に色んな味覚の変化や嗜好(しこう)の変化があったと思います。お好みソースの塩辛さについても一部お声をいただいたので、そこにお応えし、より塩味を優しくして、お好みソースのおいしさはそのままに」と話す。 「お好みソース」は1952年の発売以来、時代に合わせ不定期にリニューアルを重ねてきたが、今回のリニューアルで味は変わったのかどうか、実際に味見してみた。 五十川記者: 言われてみたら野菜と果実の感じが増しているのかなとも感じますが、お好み焼きと一緒に食べると、今までの親しんだ味という感じがしますが、吉廣さん、変わりましたか? オタフクソース・家庭用商品企画課 吉廣 空さん: これまでのお好みソースも非常にご愛顧いただいていたので、これまでのお好みソースのおいしさは変わらず、商品を磨き込むという形で今回はリニューアルしました ほとんど味が変わらないように心がけつつ、消費者の声を元に「塩味を優しく」したり、カラメル色素を入れないようにしたりするなど、約5年もの間、試行錯誤を重ねてきたという。 オタフクソース 吉廣 空さん: 一部のお客様の声ではあるんですけれども、大切にしながら我々は商品づくりに取り組んできましたので、リニューアルしたお好みソースでよりお好み焼きをもっともっと好きになっていただければ、うれしいなと思っています