札幌中心部のオアシス「中島公園」エリア 進む大規模再開発…外資系高級ホテルに大規模会議施設 隣接した「ススキノ」エリアと相乗効果も
変わる「中島公園」周辺、さらに大きな構想も。 自然の景観を生かした“MICE施設”の建設が検討されています。 MICEとは大規模な集客が見込まれる国際会議や展示会などの総称で、札幌市はそのための施設を「中島公園」に建設しようと計画しています。 これまで使用されてきた市の施設は、最大2500人を収容できる「札幌コンベンションセンター」や「札幌ドーム」が中心でした。 なぜ、「中島公園」にMICE施設を新たに作ろうというのでしょうか? 「アクセスの良さ。周辺には新しいホテルもでき始めている。中島公園は古くから札幌の迎賓機能を備えた自然豊かな場所。『豊平館』や『Kitara』(コンサートホール)など独自機能を持った施設と、あわせて活用できる魅力的な場所」(札幌市 観光・MICE推進課 角谷 俊太郎 担当課長)
国際会議を誘致する上で「中島公園」の立地と、緑あふれる景観は有利だというのです。 「“アフターMICE”が大事。会議の後に『ススキノ』などにでかけ、飲食やショッピングを楽しんでもらう。『中島公園』と『ススキノ』を新たに結ぶような施設になれば」(角谷 担当課長) 「ススキノ」という繁華街に隣接することも魅力だといいます。札幌市は2024年度中にMICE施設の機能など、概要を取りまとめる予定です。 大きく変わる「中島公園」周辺に注目です。
UHB 北海道文化放送
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