米政府、戦略石油備蓄の購入加速 原油価格の下落受け
Timothy Gardner [ワシントン 7日 ロイター] - 米政府は7日、戦略石油備蓄(SPR)を補充するため原油購入を増やす方針を示した。 米エネルギー省は、9月から12月にかけてルイジアナ州バイユー・チョクトーの施設に輸送する合計600万バレルの原油を購入する2件の入札を行った。 これらの提案と以前に発表された提案が履行されれば、同省の購入量は現在の月間約300万バレルから、9月、10月、11月には月間約450万バレルに増加することになる。 バイデン政権は2022年、ロシアのウクライナ侵攻に伴う原油価格高騰を抑えるためにSPRから過去最大となる1億8000万バレルを放出した。これを受けてSPRは40年ぶりの水準に落ち込んだ。