武尊（2024年1月25日撮影）

　ONEチャンピオンシップに参戦中の元K－1世界3階級制覇王者・武尊（33＝teamVASILEUS）が、ONE初勝利を挙げた9月27日「ONEフライデーファイツ81」タン・ジン（ミャンマー）戦でのファイトマネーの一部を寄付したことを自身のインスタグラムで発表した。 　武尊は「戦うことで誰かを救える。それが命を懸けて戦った意味になる。その姿が誰かの生きる希望にもなる。格闘技にはそういうパワーがあると思う。これからもそんな格闘技界でありますように。対戦相手のTHANT ZIN選手が試合前に勝った賞金で母国ミャンマーの洪水被害の復興をしたいという話を聞いていたので僕のファイトマネーの一部を寄付させて頂きました。家族や母国の為に戦うTHANT ZIN選手にBig respect.」と記した。 　バンコク・ポストによると、タン・ジンのマネジャー、ピョー・ワイ氏もSNSに「心優しい日本のファイター武尊は、タン・ジンとミャンマーの人々に思いやりを示してくれました。少し前に、武尊はタン・ジンの心からの希望に沿って、現在ミャンマーで進行中の洪水被害救済と復興活動を支援したいと表明しました。私たちは、武尊ができる限りの貢献を約束してくれたことに深く感謝し、光栄に思っています。ミャンマー国民を代表し、私たちは武尊の優しさに心から感謝し、敬意を表します」などと書き込んで、武尊の寄付について説明したという。