【大敗した川崎が、アウェイ鳥栖の地で確認した「鉄のハート」(1)】敗れた選手にサポーターが起こした行動とは。川崎だからこその“共闘の姿勢”
他のチームでは考えられないかもしれない光景だった。ただ、この川崎フロンターレでは当然のことかもしれない。 ■【画像】平日に遠く九州まで……サガン鳥栖戦での、選手と共闘した川崎フロンターレのサポーター■ 「どんな時も俺たちそうさ心くじけない」 電光掲示板に浮かぶ「5-2」というスコアをバックに、サポーターが喉を枯らす。リズムに乗った歌詞が、その場にいる人のネガティブな気持ちを吹き飛ばそうとする。“どんな時も”と歌うように、「2」が川崎を指すものだとしても応援する気持ちは変わらない。 「アオとクロの誇り胸にさあ行こうぜKAWASAKI」 いや、応援と書く方が語弊があるだろう。なぜなら、選手とサポーターが共に戦うのがこのチームだからだ。サガン鳥栖に大敗したJ1リーグの第14節。アウェイの地で、サポーターはさらにこう歌い上げる。 「いつも俺達と共にぶちかませよJust Going Now」 ※ ※ 5戦無敗。苦しむ川崎は第9節・東京ヴェルディ戦以降の5試合を2勝3分として、積み上げたものを結果に結びつけつつあった。それ以前に4試合無得点と雌伏の時間も過ごしたものの、直近5試合で複数得点を取った試合が3つあった。 その得点力だけでいえば、駅前不動産スタジアムでも同様のものを見せた。前半13分に高井幸大が、そのアディショナルタイムに家長昭博がゴールを決めて2得点を記録しているからだ。問題は、失点の数にあった。今季ワーストタイとなる5失点を献上してしまったのだ。
■鬼木監督が感じたこと
90分で5度の失点は精神的なダメージが大きい。それでも、サポーターは声援を止めなかった。ピッチの上で走る選手を突き放すことは、このチームではありえない。だからこそ、試合後にはチャントを歌い上げた。 「下を向くな!」 「一緒に闘おう!」 合いの手のように、前向きな言葉が投げかけられる。必死に叫ぶ姿は、共闘以外の何物でもない。 選手も指揮官も、この“共闘”を幸福なことだと実感しており、だからこそ悔しさを募らせる。試合後の鬼木達監督は、その思いをこう話す。 「感謝しかない。今日のような結果であれば怒りもあるでしょうけど、それを逆に声にして歌にして、そこには感動しかないですし、だからこそ、自分は誰よりも悔しい。そこに応えられなかった。だから選手には“次”が大事だという話をしています。当然、一緒に喜び合いたい」 文章には表せない悔しさともどかしさを見せながら、鬼木監督は心中を説明した。 (取材・文/中地拓也) (後編へ続く)
サッカー批評編集部
【関連記事】
- ■(この記事の後編)【大敗した川崎が、アウェイ鳥栖の地で確認した「鉄のハート」(2)】「下を向いている時間はない」「チャントを歌ってくれた姿を焼き付けて」サポーターを見た選手が発した言葉
- ■「奥さん美人すぎる」「めちゃくちゃ可愛い」J1川崎MF橘田健人の祝福に駆け付けた「美人妻」にファンざわめく!「奥様めっちゃキレイなお方ですね…!」と注目集まる【人気記事】
- ■「身長差がいい感じ」川口春奈と三笘薫の「肩くっつけショット」が大反響!「え!かわいい!かっこいい!最高」「この絵最強過ぎる」とファン興奮【人気記事】
- ■「ほんまに綺麗すぎる…」「無双の美しさ」アーセナルMFの世界的美人妻の「ユニフォームワンピ姿」が話題に! 「勝利の女神」と称えられた衝撃的投稿
- ■「奥さん美人すぎる」J2清水DF高橋祐治の「元AKB48メンバー妻」がスタジアム来場で大反響!「Jリーガの奥さん綺麗過ぎてビビるシリーズ」などファン驚き