【ふくちアイスアリーナ】存続求める署名、町長に提出 直筆など計5782人分
南部町のふくちアイスアリーナが機器の故障で休業している問題で、地元のジュニアアイスホッケーチーム関係者は16日、アリーナの存続を求める署名簿を工藤祐直町長に提出した。署名は最終的に5782人分となった。要望に対し工藤町長は、存廃検討委員会の意見を聞いた後に、町議会と協議して最終結論を出す考えを示した。検討委の初会合は20日に開かれる。 署名は直筆で1091人、オンラインで4691人。同日は、総合型クラブななっちの出町明美代表理事、ななっちふくちジュニアアイスホッケークラブの渡辺匠保護者会会長と藤井秀明監督が、町役場に工藤町長を訪ねた。 藤井監督は「人の輪で署名活動を広めた。財源の難しさは承知しているが、何とか前向きに検討してほしい」と要望。工藤町長は「正直、改修と維持管理の費用が一番のネックになっている。まずは検討委で練ってもらい、次の行動に移したい。少し時間をいただきたい」と答えた。 検討委は複数回会合を開き、来年3月までに意見をまとめる予定。
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