「福井アリーナ」実現に向け国に交付金の増額を要請 福井市西行市長「議会でも議論重ねる」
福井テレビ
福井市中心部のにぎわいの拠点として整備が検討されている福井アリーナについて、福井市の西行市長は27日、建設に必要な予算の確保に向けて、国に要請をしていることを明らかにしました。 福井市東公園に建設が予定されているアリーナは、プロバスケチーム福井ブローウィズの本拠地やコンサート会場などとして3年後の完成を目指しています。 福井市の西行市長は会見で「(国は)非保有型公共施設として経済界と県と市が整備費を分担するのは全国のモデルケースとなる。国に応援を要請しているので補助金を活用して実現に向けて進めたい」と話しました。 福井商工会議所などが発表した基本計画案では、整備費約105億円のうち国や県、市の行政支援が求められているのは合わせて約50億円で、西行市長が国に求めたいとする「デジタル田園都市国家構想交付金」を活用した場合、行政負担の内訳について、国が25億円、県が15億円、市が10億円になるとみられています。 交付金の申請はまだ行っていないものの、交付金に該当する事案が複数あり、その一つにアリーナも含まれるとして、西行市長は、既に国に交付金の増額を要請していることを明らかにしました。 また、6月に始まる市議会の中で議論をしたいとして「県都にぎわい創出協議会を議会が設置した。その中にアリーナの検討もすると言っていたので議論を重ねていく必要がある」と語りました。 福井アリーナは、3年後の2027年の完成を目指しています。
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