【みんなで考えよう】選挙で投票している? していない? その理由を教えてください
統一地方選の投開票が4月9日と23日に行われました。投票率は9道府県知事選、41道府県議選、市町村議員選、町村長選のいずれも過去最低の結果に終わりました。 総務省のまとめによると、9日に行われた9道府県知事選の平均投票率は46.78%(前回の平均投票率47.72%)、41道府県議選では41.85%(同44.02%)。23日に行われた市議会議員選挙では44.26%(同45.57%)、町村長選では60.79%(同65.11%)でした。統一地方選挙に限らず国政選挙でも投票率は下降傾向にあります。 行動経済学の研究者の中には、投票を棄権する背景について、「1人の投票が与える影響がほとんどゼロであれば、投票に行くための時間や、候補者の政策について考える時間にかかる費用を考えると、投票することは損失の方が大きい」と指摘する人も。損得勘定だけで行動するなら棄権するのは合理的で、投票率が低いことは自然であるとしています。 一方、選挙に行かないとどうなるのか? 国政選挙では総務省が投票に訪れた人の年代を集計、発表しています。例えば、昨年7月の参院選の投票率を年代別にみると、最も高い60代が65.69%に対し、最も低い20代は33.99%と2倍近くの開きがあります。こうした傾向が続いた場合、政策に世代間格差が生まれる可能性も否定できません。 東北大学のある教授は若い世代の投票率が1%下がった場合、1人当り約3万1590円分の国債が新たに発行され若年世代の負担が増すと試算。さらに年金などの高齢世代への配分と児童手当など若者世代への配分の差も大きくなり、年間で計約7万8000円損をするとしています。 あなたは今回の統一地方選挙に限らず、選挙があれば投票していますか? なぜ投票するのか、しないのか、白票(何も記載しない白紙の票)を投じたことがあるかなど、選挙にまつわる思いや体験をこの記事のコメント欄で教えてください。 また、どうしたら投票したくなるか、選挙に興味を持つようになるかアイデアがあればお寄せください。 Yahoo!ニュースはコメント欄のみなさんの意見や体験を通して、より深くニュースについて考えたり、多様な考えに触れたりできる機会を作りたいと考えています。今回いただいたコメントを抜粋・編集した上で、後日議論の流れがわかるようなコンテンツとして別ページにて掲載する予定です。いただいたコメントを取り上げさせていただく場合がございますのでご了承ください。みなさんの考えをぜひ聞かせてください。