定年後は同じ会社で「再雇用」を選択したら、元部下が「上司」になって、思ったよりも働きにくい! 別の会社に「再就職」のほうが良かったの?
再雇用にはメリットも多い
再雇用するとこのようにつらい経験をする可能性はありますが、メリットももちろんあります。再雇用の1番のメリットは、慣れた環境で働けることです。今までと同じように通勤することができますし、仕事自体も慣れ親しんだものでしょう。 別の会社で働く場合、当然ですが新しい就職先を探す必要があります。就職活動は時間や手間がかかりますが、再雇用であればその手間も省けるでしょう。
別の会社に再就職する場合でもいいところはある
同じ会社への再雇用にもメリットがあるように、別の会社に再就職をした場合でも良い点はあります。 再就職の場合、今までとは環境が一変します。仕事のやり方や人間関係、必要なスキルが変わりますので、今までの職場に不満があった場合には、新たな気持ちでリスタートが可能です。 興味があったものの、なかなかチャレンジできなかった業界に再就職できれば、第2の仕事人生の始まりとして、前向きに働けることもあるでしょう。
まとめ
定年後も同じ会社で再雇用となると、元部下が上司になることもあります。気心が知れた関係でやりやすいという場合もありますが、知っている中だからこそ、働きづらいということも考えられます。 とはいえ、多少気まずい点があったとしても、再雇用のメリットも大きいです。 再雇用と再就職はどちらの方が優れているということはありません。それぞれのメリット・デメリットを考慮し、自分の今後の人生において望ましい方を選択しましょう。 出典 内閣府 令和5年版高齢社会白書(全体版)(PDF版)1 就業・所得 株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター 【基本報告書】シニア層の就業実態・意識調査 2023― 個人編 60~74歳 ― 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部