島袋将 2時間半超え熱戦の末に逆転負け、兵庫ノア・チャレンジャー4強ならず<男子テニス>
兵庫ノア・チャレンジャー
男子テニスの兵庫ノア・チャレンジャー(日本/兵庫、室内ハード、ATPチャレンジャー)は15日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク177位の島袋将は同197位のJ・ロディオノフ(オーストリア)に7-6 (7-5), 1-6, 6-7 (3-7)の逆転で敗れ、ベスト4進出とはならなかった。 【ダニエル太郎、綿貫陽介、島袋将ら 兵庫ノア・チャレンジャー組合せ】 昨年の同大会準優勝者である27歳の島袋は、1回戦で第8シードのウォン・コールマン(香港)、2回戦で世界ランク178位のリー・トゥ(オーストラリア)を下し8強入り。対するロディオノフは2回戦で第1シードのブー・ユンチャオケテ(中国)を破ってベスト8入りを決めた。 準々決勝、島袋は第1セット序盤で2度のブレークに成功し一気に5ゲームを連取。圧倒した試合になるかと思われたが、そこから6ゲーム連取を許してゲームカウント5-6と逆転される。それでも、ロディオノフのサービング・フォー・ザ・セットとなった第12ゲームでブレークを返し流れを取り戻すと、接戦となったタイブレークをもぎ取り第1セットを先取した。 第2セット、第2ゲームで先にブレークを許した島袋だが、直後の第3ゲームですかさずブレークバック。しかし、第4ゲームではフォアハンドがネットにかかりこのセット2度目のブレークを奪われると、第5ゲーム終了後には左太もも付近にテーピングを巻くためにメディカルタイムアウトを取得。続く第6ゲームでもブレークされセットカウント1-1に追いつかれる。 ファイナルセット、第7ゲームでワンチャンスをものにされブレークされた島袋だが、ロディオノフのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームで1度マッチポイントを凌ぎ切り土壇場でブレークバックに成功。流れを取り戻したかに思えたが、続く第11ゲームでこのセット2度目のブレークを奪われる。しかしここで終わらないのがこの試合で、島袋は再び訪れたロディオノフのサービング・フォー・ザ・マッチを弾き返し、タイブレークに突入した。 タイブレークでは先にミニブレークしリードしたものの、そこから6ポイントを連取を許し逆転され、2時間41分の熱戦の末に力尽きた。 勝利したロディオノフは準決勝で第3シードのM・ベルッチ(イタリア)と世界ランク246位のB・ハッサン(レバノン)のどちらかと対戦する。